私が教会に通いだしてから疑問に思ったことがあります。
エホバの証人時代に習った、義者と不義者の復活ってエホバの証人の解釈通りなのかどうか気になりました。

義者と不義者の復活って何や?

これは新改訳聖書の使徒24章15節にかかれている
”正しい者と正しくない者の復活”のことですね
新世界訳と私達が使う新改訳、新共同訳では言い回しが異なりますね
今回はこの義者と不義者の復活が実際はどうなのかについて解説しましょうか?
エホバの証人が教える義者と不義者とは?
私がエホバの証人になる前に母親にこのような質問をしました。

徳川家康や豊臣秀吉のような、過去にエホバの証人の訪問を受けずに亡くなってしまった人はどうなるの?
母はこのように言いました。
その人たちもハルマゲドン後に生き返るのよ。聖書ではそのことを義者と不義者の復活と言うのよ!!
私は歴史が好きだったので、ハルマゲドン後にはこういう武将も生き返ってくるのだとワクワクした覚えがあります。
そしてわたしは神に対して希望を持っておりますが,その希望はこれらの[人たち]自身もやはり抱いているものであり,義者と不義者との復活があるということです。
新世界訳聖書1985年版 使徒24章15節

へーエホバってそう考えとるんか!

今の新世界訳聖書2019年版では新改訳聖書と同じく、正しいものと正しくないものとなっていますね。

なるほどな。

義者つまり、エホバ神を信じた人たち
アベルとかヨセフとか、ヨブ、モーセですね
不義者とは、生涯エホバ神の存在を知らなかった人たち、ゆきひろさんが言っていた徳川家康や豊臣秀吉がそうですね
また違う不義者もいますが。

しかしこの二人はスペインの宣教師からキリスト教を教えてもろとったんとちゃう?

私達はそう考えますよね
しかしエホバの証人はあくまでもエホバの証人が正しい宗教なので、キリスト教のような宗教の教えでは救われないと考えているのです
なので本当の福音を聞かずに亡くなってしまったと考えているのです。

他の宗教は正しくない宗教と考えていますからね
そうそう当時のエピソード思い出しました。
母親はちょんまげ付けて復活するのかなと冗談半分で言ってましたね。

なかなかおもろいお母さんやな
エホバが言う義者と不義者の復活ちゅうのは、ようはとりあえずみんな復活するちゅうわけなんやな?。

なかなかその定義が曖昧なのですが、まぁそう考えてよいでしょうね。
聖書が語る実際の義者と不義者の復活とは

窪西牧師はここをどう考えているのですか?

いい質問ですね。
まず義者と不義者の復活ですが、新改訳の言葉の方が、イメージはつきやすいと思います。正しい者と正しくない者の復活があると言うことですね。

正しい者と正しくない者の復活?
どういうことですか?

私達が聖書を解釈するとき、この場合別の聖句でこのことと似たことが書かれているところを探します。

聖書は聖書で解釈するちゅうわけなんやな。

啓示の書に書いてあるのですか?

もちろん啓示の書、私達は黙示録と呼んでますが、そこに書いてます。
しかしゆきひろさんは黙示録に書かれていることはなかなか信じませんよね。
なのでダニエル書に書かれている聖句を引用しますね。
地のちりの中に眠っている者のうち、多くの者が目をさます。ある者は永遠のいのちに、ある者はそしりと永遠の忌みに。
新改訳聖書 ダニエル書12章2節

これに書かれていることと、今回の使徒24章はリンクしてませんか?
それとヨハネ5章29節にも書かれてますね。
善を行った者は、よみがえっていのちを受け、悪を行った者は、よみがえってさばきを受けるのです。
新改訳聖書 ヨハネの福音書5章29節

とりあえず、亡くなって人はみな復活するんやな。
ここでクリスチャンとかまぁイエス様を信じている人は栄光の体が与えられるんや
しかし正しくない者も復活するんやけど、最後の審判とか白いみざの裁きとも言うんやけど、ここで裁かれて有罪宣告を受けるんや。

その後、地獄へ行きます。

えーエホバの証人の教えと全然違うじゃないですか?

そりゃそうやで
エホバは地獄否定しとるやろ?

ゆきひろさんもご存知と思いますが、確かにエホバの証人は地獄を否定していますよね。
地獄を否定してからこの、使徒24章を読むと確かに復活があるから希望なんだという解釈になりますね。

窪ニッさんひろさんのために図に書いて分かりやすくした方がええんとちゃう?

分かりました。
まずはエホバの証人の考えはこのような感じですね

そして私たちの考えはこれです。

しかしなかなか地獄を受け入れることはできないですね

地獄があることはイエス様もあらゆる箇所で説明しています。

まぁわしらは地獄があることを信じとるし・・・
また窪ニッさんひろさんのために、地獄の教理を教えた方がええんとちゃうかな?

地獄の教理についてはまたお話しますね。
とりあえず、地獄があることを認めた上で、これらの聖句を見てみるということですね。
まとめ
私はエホバの証人になる前に、この義者と不義者の復活があることを母親から学んだときものすごく衝撃をうけました。
徳川家康も豊臣秀吉もまたまたひいおじいさんやおばあさんも復活するんだと思い、本当に素晴らしいと思いました。

エホバの証人ってすげー
しかし聖書を学び直して行くと、そういや義者と不義者の復活ってあるのかなと思い調べてみると、異なった解釈だったことに衝撃をうけました。
この義者と不義者の復活を違う聖句から見ていくと、確かに義者は栄光の体に復活して、不義者は裁きに会う為に復活する解釈になります。
確かにエホバの証人は昔から聖書を研究しているみたいですが、地獄は無いという立場に立って聖書を解釈しているので、どうしてもこういう解釈になってしまいます。

じゃ私たちはどうすれば救われるのでしょうか?

聖書にも書かれていますが、イエスキリストが私たちの罪のために死なれたこと、墓に葬られたこと、3日目に復活したことを信じることですね。

そしてイエス様が神であるということやな
神様が自ら人としてお生れになったということも信じなあかんのやな

そういう言われると私たちにはとてつもなくハードルが高いですよ。

ゆきひろさん
一度に覚えて信じる必要は無いですよ。
確かにエホバの証人の人は、地獄は無い、イエス様はミカエルであるということを信じていますよね。
なのでまた私が、地獄、イエス様が神であるということを解説いたします。
なのでどうぞ、時間をかけて覚えて信じていけばと思います。

まぁそうやな。
今回は少し難しかったかもやけど、わしらも窪ニッさんとエホバについて学ばなあかんな。

そういっていただけるとうれしいですね。
エホバの証人が考えていることを学ぶことで、エホバの証人伝道に対する理解が深まると思いますね。

エホバの証人伝道と言っても、エホバの証人に対しての伝道ということですよね?

ゆきひろさんおっしゃる通りです。
エホバの証人の方には、実際の聖書の読み方を・・・
私たちには、エホバの証人が考えている聖書の理解を知ってもらおうと考えていますね。
そうすることが私の願いです。
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