
ひろさん
また聞かせてもらおうか?

なかたさんは何か親分のような聞き方ですね?
何ありましたか?

いやいや特になんにも無いんやがな。
ひろさんに適度な緊張を与えようとしとるんや。

そっそうでしたか・・・
エホバの証人の核心を聞いてみる
私は母親にこう質問しました。

人は〇んだらどうなるの?
すると母親はこう言いました。
人は〇んだら無になるのよ。
つまり何も感じないし意識もない。
それがずっと永遠に続くのよ。

えーそれは怖いな・・・
私達はいつかは〇んでしまう。
しかし〇なない方法があるの。
それは、エホバの証人になってこの地上で永遠に生きることなの。

えっ!!エホバの証人として生きる・・・
それってかなり難しいことじゃない?
小さい頃の私は、エホバの証人になることがとてもハードルが高いことだと思っていました。

ひろさんそれはなんでなん??

理解が難しいエホバの証人の聖書教理を学んだり、訪問伝道をしたり、私にとってそれがとてつもなく難しいと思ったんですよね。

救いってイエス様信じるだけやん

確かにエホバの証人になることは、人によってとても難しいと思いますね。
ものみの塔や他の書籍を使って学んだり、日中は訪問伝道をしたりと、一般の人もそうですが私たちクリスチャンから見ても、エホバの証人の活動はかなり大変ですよね

あと〇んだら無になるのも、わしらとは違うな

キリスト教の中でもこの分野については異なるところもあります。
しかし肝心なのは、聖書がどう答えているかですね。

へブル人の手紙9章27節やな

ここで明確に〇後にさばきを受けることが定まっているとありますよね
なので聖書では、〇後に無意識無存在になることは否定していますね
わたしの聖書物語の本を母親からもらう
わたしの聖書物語の本をあげるから、それを読んでみて。
私は子供のとき、この本をよく読みました。
おかげでざっくりした聖書のお話がわかりました。
今でも、聖書の話をしたとき、この本で見た挿し絵を思い出すことはあります。

窪ニッさん この本は子供版のものみの塔みたいなもんか?

実は私も読んだことがあるのですが、聖書の話が子供向けにわかりやすく書かれている本ですね。
中には私たちと異なるところもありますが、そこを省けばかなり勉強になる本だと思いますね。

私は今でもこの本の挿絵はよく覚えていますよ!!
エホバの証人はどうやってはじまったの?
私は一体エホバの証人がどうやってできたのか知りたくなり母親に質問しました。

エホバの証人はどうやってはじまったの?
母親はこう言いました。
エホバの証人のスタートは、CTラッセル兄弟という人がはじめた宗教なの。
ラッセル兄弟は、はじめキリスト教に所属していたけど、キリスト教が間違っているのではないかと考えたのよ。
自分で調べた結果、キリスト教の教理と聖書が一致していないことが分かったの。
例えば進化論ね。
キリスト教は進化論信じているから、キリスト教は間違っている。
だから自分で聖書的な宗教を立ち上げたのよ。

うーんなるほど。
間違っている部分もやはりございますね

どこが間違っているのですか?

もちろん進化論を信じている牧師も存在していますが、私は進化論には反対の立場です。

進化論を信じとる牧師は、自由主義神学の影響を受けとるな

ここで自由主義神学の話をするとかなり長くなるので割愛しますが・・・
要は進化論と聖書は矛盾しています。
そこはゆきひろさんのお母さんは正しいと言えます。
しかし牧師全員、進化論は信じてはいないですね。

あとエホバは地獄信じてないとゆっとったけど、ホンマなん?

確かに!!
エホバの証人は地獄の存在を否定しています。
これはCTラッセルがキリスト教から離れた原因の一つですね

どういう意味なん?

CTラッセルはアメリカの長老派の教会に通っていました。
CTラッセルは教会で教えられる地獄についてかなり恐怖を感じていたようです。
なぜ愛の神が地獄を作っていたのかと…
それからラッセルは地獄を否定するようになり独自に聖書を解釈するようになりました

確かに地獄は怖いよな…
しかし神様は誰も地獄には行ってほしくないからイエス様を与えてくださったんやろ?
しかし神様は神様を否定する自由もわしらには与えられとる
神様を否定するから神様がいないとされる地獄に行く
これは人間の選択やから、地獄=愛がないと考えるのはおかしいで!!

確かにそうですよね。
私はなかたさんの考えに深く同意します。
聖書には永遠の火とか、苦しみ続けるとか、いろいろな言葉で、地獄の恐怖を伝えています。
特にイエス様が誰よりも地獄の恐怖を語っておられます。
とにかくCTラッセルの聖書独自解釈はここからはじまったと言えますね。

なるほど・・・
とりあえず私の話に戻りますね。

ちょっと熱く語ってしもうたな。
かんにんな!!
それから私はたまに集会に行っていましたが、やはり2時間退屈な場所で過ごしたくはないと思い、集会に行かなくなりました。
母親が集会に行っている間、私と兄はパソコンサンデーという番組をみて過ごしていました。

世代がわかる発言やな!!
今思えば、何か虚しさを感じてしまいますね・・・

なんで虚しさを感じるんや?

今は日曜日に教会へ通う習慣ができていますよね。
なので人が大勢いるところで、かつ知っている人がたくさんいるところはやはり落ち着きます。
エホバの証人をやっていたときも、もちろん間違っている宗教ではありましたが、集会に行っているときなど楽しかった部分はありますね。

これは人によるのかもしれませんが、やはり神様は人と人は交流するようにとお考えになられたのだと思いますね。
人は一人でいるのは良くないと、創世記にも書かれていますしね。
輸血拒否事件がニュースで報道される
それから数日が経ちました。
エホバの証人の噂話で、輸血を拒否させたことで、子どもがお亡くなりになったという話が飛び込んできました。
母親は私達を説得しました。
輸血は神から禁止されている決まり事なの。
輸血をしてしまうと永遠の命が取り上げられてしまうことになるの。
このお母さんはとても辛かっただろうけど、立派な選択をされたんだと思うわ。
だってこの子は復活の希望が与えられているんだから・・・
それから数日後にこのことがニュースで取り上げられました。
世間では、助かる命が輸血を拒否したことで助からなかったということのインパクトが強く、このことでエホバの証人が日本で有名なっていきました。
このころの私は集会には行っていないものの、エホバの証人がやっていることは正しいと思いこんでました。

みな分かって無いんだな

確かにこの事件からエホバが有名なっていったよな!

確かにそうですね
血を食べてはならない。
エホバの証人の統治体は、血は神聖なものだからを拡大解釈して、輸血禁止にしました。

なぜエホバは輸血禁止にしたんや?

昔のエホバの証人は輸血しても大丈夫だったのです。
それどころか、献血したことを称賛している記事がものみの塔に載ったくらいですから
エホバの証人の統治体は当時から、独自の健康方法についてアドバイスすることが多く、例えば天然痘のワクチンは危険であるとか、そういう教えを広めていました。
しかし天然痘でお亡くなりなるエホバの証人が多くいたため、天然痘のワクチン拒否を廃止してから輸血拒否に移行したんだと考えられます。

うーん 何かようわからんけど。
しかしひろさんはこのころからエホバよりになっとったんとちゃう??

確かに私はこのころからエホバよりの考えになってましたね・・・
誕生日、クリスマス、お正月が全て禁止になる
しばらくすると、母親は誕生日やクリスマス、お正月などの祝い事すべてを禁止しました。
祝い事するのは元々苦手な母親でしたし、私も兄もやってもやらなくてもいいと思っていました。
しかし子供のときの思い出を聞かれるとあまりないのが、少し辛いところです。

確かに子供の時のいい思い出がないのはキツイで!
まぁおかもっさんの場合はそれよかったのかもしれんけど
しかし何で禁止したんや?

これはエホバの証人のサイト見るとわかりますが、聖書のある部分を拡大解釈してこうなりました。
しかし一番の原因はラッセル派と決別したことによるものと考えることができますね。

なんや!!
まあしょうもないことで揉めとったんやろ?

まぁそれは想像にお任せになりますが・・・
私は現在クリスチャンになり、誕生日を祝うようになってから考え方が変わっていきました。
教会でハッピーバースデーと言っていただけたり、クリスマスカードを頂いたり、子供の為にクリスマスツリーを飾ったりと…
やはり人からハッピーバースデーと言っていただいたり祝っていただけたりすると本当にうれしくなりました。
また娘のためにクリスマスツリーを妻が購入して、飾り付けを娘と一緒することも毎年の楽しみになりました。

エホバの証人の表向きはどういうことで禁止にしとるんや?

誕生日は個人を崇拝するまたは礼拝する行為であるから禁止にしているようです。

崇拝や礼拝じゃなくて、その人をより愛するためやん。

なかたさんの意見はごもっともなんですが、やはり裏にはラッセル派との決別が影響しているんだと思いますね・・・
母親が父親にエホバの証人を紹介する
私の父はある理由から1か月に一回、家に帰る生活をしていました。
そのため、私は父親との思い出があまりありません。
その一か月に一回帰るタイミグで母親は、父親にこう言いました。
あなた、このものみの塔を読んでみて、きっとためになるから。
父親は、とりあえずものみの塔を受け取りました。
しかしある日曜日、母親が集会に行っているときに、父親が帰ってきました。
私たちにお母さんどうしたんやと聞いてきました。
兄がどうもエホバの証人という宗教に入ってしまったんよと父に言いました。
”あいつようわからん宗教に入りやがって”と言っていました。
母はそれ以降、父に伝道をすることはありませんでした。

エホバの証人の世界もやはり信者になるのはやはり女性が多いんやね。

確かにそうですね。

ひろさんも苦労しとったんやな・・・

まぁ少年時代には戻りたくないですね・・・

とりあえず今日はここまでにいたしましょうか?
今日は少し情報量が多かったですね。

窪ニッさん流石アンサンも、だてにエホバの証人を研究してないな。

まあ私は、エホバの証人専門ですからね。
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