元エホバの証人からの疑問!144000人って一体誰なの??

エホバの証人だった人であれば誰もが知っている人数があります。
・・・それは144000人という人数です。
私は子供だったときにこの教理を母親から教わりました。
私はこの144000人の人たちは天に行く人達だとつい最近まで本気で思っていました。
その教理のおかげで天に行く人、地上の楽園に行く人が決められるのですよ!
そういえば島ニッさん
キリスト教会の中でもこの144000人の教理が異なる牧師がおるよな?
キリスト教会の中でも牧師によって異なるのですか??
やっぱりキリスト教は信用できないな・・・・
おかもとさんがそのように思われるのは当然かもしれませんね
そして聖書が伝えたいことについて解説していきますね!
エホバの証人の144000人とは・・・
エホバの証人は啓示の書(黙示録)に出てくる144000人を文字通り解釈しています。
わしらと一緒やんか!!
・・・やったら正しんとちゃう??
実はそうではないんです
ホンマにエホバの証人の神学はよう分らんな・・・
島ニッさんなんでそういいよるんや?
こうなるんやな!
図にあるようにエホバの証人の場合、イスラエルを文字通りイスラエルと認識していません。
これは霊的イスラエルであるから
イスラエルの宗教であるユダヤ教はイエスキリストを認めていない
・・・だからイスラエルは神の僕ではない
・・・だからこれは比喩的イスラエルである
・・・比喩的イスラエルは神から認められている
・・・神から認められているのはエホバの証人である
そして中でも14万4000人の人たちは特別扱いされています
したがって、エホバの証人の14万4000人の呼び方はいろいろあります
初期のエホバの証人と現在のエホバの証人の認識は異なる?
初期のエホバの証人は、この144000人しかエホバの証人になることができないと考えていたようです。
映画やドラマとかで無理やり2作目を作って、つじつまが合わなくなってしもうたから話を変えたこととよく似とるよな!
ラザフォードは大群衆は地上の楽園へ行くという教理を追加して難を逃れたと考えることができますね
今ではその資料も削除されてしまってますが、昔の名残を示すものみの塔記事をご紹介しますね
この地上で永遠に生きる希望を持つ「大群衆」が彼らに加わり始めたとき,彼らの喜びは満ちあふれました。(啓示 7:4,9)第二次世界大戦の終わりまでには,これら忠実を保つクリスチャンの数は約14万人にまで増加していました。
出典:ものみの塔1977年4月1日206ページより
14万人に達してきたから大群衆という別の教理が必要になったような感じに読めるな・・・
「地上で永遠に生きる希望を抱いておられる皆さんは,ご起立いただけますか」と尋ねました。聴衆の大部分が起立すると,ラザフォードは,「ご覧ください! 大いなる群衆です!」と宣言しました。一瞬静まり返り,次いで大きな歓声が沸き起こりました。翌日,新たに840人のエホバの証人がバプテスマを受け,そのほとんどの人は大群衆の一員であることを公言しました。
14万4,000人の油そそがれたクリスチャンの召しが1935年までにほぼ完了したことが明らかになりました。
出典:ものみの塔2001年5月15日14から15ページより
最近 14万4000人の数が増えている??
最近増えるはずもない14万4000人の一人だと言うエホバの証人が増えてきています。
めっちゃ増えとるやん!
私が知らない間にこういうことが起きているとは・・・
キリスト教会の144000人とは・・・
キリスト教会の場合、特に契約神学の立場で聖書を語っている人たちは、144000人とは象徴的な意味として伝えている牧師が多いようです。
世界でキリスト教の人口はおよそ何人いると思うとる?
やっぱし144000人以上いるじゃないですか?
だから144000人という数字は文字通りではなく、象徴的な数字なんだと解釈しているということなのです
聖書を現代の常識と照らし合わせているようで無理やりな感じがしますが・・・
結構するどいな!
契約神学の立場の人たちは144000人は完全数である12と12を掛け算をして導き出しています
つまり完全数を掛け算していることで144000はさらに完全数なんだという理解ですね
どう思う?
正直そうなのかなと思うところもありますが・・・
でも違うと言えばそれに納得するかもしれませんし・・・
難しいですね!
文字通り聖書が語っている144000人とは誰のことか?
では文字通り聖書が教えている144000人をどのように伝えているのでしょうか?
文字通り・・・つまり字義通りに聖書を読むグループの人たちはこのように考えています。
ディスペンセーション主義に立つ人たちは、イスラエルを象徴的にとらえるのではなく、文字通り144000人をイスラエル人の人たちと読むことができます。
もし聖書があれば、啓示の書(黙示録)の7章をお読みになってください。
144000人とは・・・
大患難時代に宣教を行うイスラエル人と考えているということです
ディスペンセーション主義の人達が正しいということなのでしょうか?
ディスペンセーションはあくまでも神学の一つです
じゃ啓示の書に書かれている部族も文字通り信じているのですか?
啓示の書(黙示録)を見る限りでは、144000人が宣教をしたと書かれていない?
しかしこう答えることができます
ローマ10章を開いてください
・・・つまり144000人の人たちが大患難時代に宣教をして、黙示録7章9節にあるようにだれも数えきれない大群衆の人たちが救われるということです
おかもとの経験
私が教会に通い出してから牧師に質問した内容のひとつが、この144000人でした。
しかし牧師はこう私に言いました。
”おかもとさん、144000という数字は象徴的に解釈しないと理解できませんよ”
”144000人とは完全数である12を掛け算してさらに000を加えた数という見方もできますよね?”
私はこの象徴的にという言葉にすごい違和感を感じていました。
しかしアメリカの有名な神学校を卒業されている牧師がそう言っているのだから、きっとそうなのだろうと思っていました。
しばらく時間が経ち、ハーベストタイムで黙示録を解説している動画があることを知りました。
そこで中川牧師は、144000人という数字は字義通りに読むべきだとおっしゃられていました。
確かに字義通りに黙示録を読めば、144000人という数字はイスラエル人を指しています。
キリスト教でもいろいろな考え方があるんだなと思っていました。
ある日、私はディスペンセーション主義の牧師とお話しする時間をいただきました。
そこで牧師はこう言いました。
おかもとさん!聖書は字義通りに読まないといけません。
旧約聖書時代のイエス様の予言は全て字義通りに当たりましたよね?
聖書を象徴的に読んでしまうと、10人中10人が違う意味で聖書を語ってしまいます。
私は中川牧師の元で聖書を学んでいませんが、聖書を字義通りに読んでいるので中川牧師と答えが同じなんです。
だからイスラエルはイスラエルで読まないと144000人という解説はできません。
私はそのことを聞いてから聖書は字義通りに読む必要性があることをとても感じました。
しかしディスペンセーション主義についても否定しているキリスト教の牧師先生もいるので、これについての答えは2種類あるのかなと考えています。
聖書は神様の導きによって書かれていますが、神学は人が考えたものです
人が聖書を読んで考えたということを理解するべきだと私は考えています。
最後に一言・・・
14万4000人の教理は神学によって異なります。
なのでキリスト教は宗派によってバラバラの教理じゃないか!と考えてしまう方もいらっしゃると思います。
こちらも黒板に書きますね
契約神学の人たちが認めている霊的クリスチャンや、ディスペンセーション主義の人たちが認めている大患難時代のユダヤ人。
しかし最終的にはどの神学であっても人は福音を信じれば救われます。
Comment
天で永遠に生きるのか、地上で永遠に生きるのか、どちらですか。
コメントありがとうございます。
新天新地で永遠に生きるということですね。
啓示の書・・・黙示録でヨハネが幻で、今の天と今の地上が過ぎ去って新しい天と新しい地を見たとあります。
エホバの証人は、新しい天はあまり強調されなかったと思います。
しかしキリスト教では、新天新地と教えていますね。
なので、エホバの証人が考えているような公園的な楽園で永遠に過ごすのではないと思いますね。
こんにちは、中学生までエホバの証人の家庭集会に長らく参加していた者です。今は、年金をもらう年になりました。昨年から聖書の通読に挑戦して、やっと144000人までたどり着きました。とても懐かしい数字で、思わずググったら、このページに来てしまいました。当時は1975年のハルマゲドンに生き残るためと、必死に勉強した記憶があります。貴兄の解説を見て、理解が深まりました。ありがとうございます。2回目の通読は、時代的背景や批判的学説も含めて学び直したいと思っています。
ブログ記事を見ていただきありがとうございます。
そしてコメントもしていただきありがとうございます。
大変励みになります。
1975年ハルマゲドン説の真っただ中で勉強されていたということですね。
当時の状況はどうだったのでしょうか?
1975年にハルマゲドンが来なかったので、エホバの証人を辞めてしまった人が多くいたことを聞いたことがあります。
またよろしければ教えていただけますか?
かなり興味がある内容なので・・・